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韓国LGグループ、ICTを活用した植物工場含む「スマートバイオパーク」建設へ

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韓国のLGグループは、先月6日、韓国の南西部の海岸沿いに位置するセマングムの工業団地にて、「スマートバイオパーク」と建設すると発表した。同グループは3800億ウォン(約350億円)を投資して、約76ヘクタールに及ぶ広大な面積にハイテク栽培施設や植物工場、研究開発施設、加工工場、流通施設を建設し、2018年の稼働開始を目指すという。この施設ではトマトやパプリカを主に生産する。

このプロジェクトにはLGグループ各社の技術力が集結する。中心となるのはIoTをはじめとしたICT技術を扱うLG CNS、LG ChemとLG Hausysはアルミニウムフレームなどの材料、LG InnotekはLEDランプやセンサー、LG Electronicsは空調設備、コントローラー、ガスポンプなどを導入するという。尚、作物の研究開発に関してはLG以外の企業が運営するとのこと。

また、この施設で栽培された農作物は、既存の流通チャネルを通じてアジア各国へと輸出される見込みとのこと。セマングムは輸送インフラが整っており、LGグループのロジスティクスコストを削減できる場所だとしている。同グループは韓国政府が進めるスマート農業に自社技術を用いることで、新たな輸出産業となることを狙いとしている。

しかしこのプロジェクトには既に問題が発生している。というのも、地元農家による反対運動が勃発しているからである。LGグループの大規模な農業生産によって、地元農家の生計を脅かすものだと主張しているのだ。また彼らの怒りの矛先は、スマート農業技術を推し進める韓国政府にも向けられているとの報告もある。

LG側は、この施設で生産される農作物は全て海外に輸出されるものであり、国内マーケットでの競争は避けるため、地元農家の利益を阻害することはないと説明している。しかしながら、これだけの大規模施設での生産量を輸出だけで捌けるはずがないと主張しており、怒りは治まらないようだ。

参考
http://www.nationmultimedia.com
http://www.koreatimes.co.kr

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