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サッポロビールが自社ぶどう園にe-kakashi導入

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ソフトバンクグループ傘下のPSソリューションズ株式会社 は、農業IoTソリューション「e-kakashi」がサッポロビール株式会社の自社ぶどう栽培会社であるサッポロ安曇野池田ヴィンヤード株式会社に採用されたことを発表した。

「e-kakashi」は圃場の環境情報などを取得し、栽培をナビゲートするサービスである。従来の勘や経験に基づく知見を独自の情報モデルとして吸収し、科学的な知見と合わせることで管理・蓄積し、実際の営農・栽培に応用する環境を実現することで、より精密な農業を可能にする。

サッポロビールはワイン事業にも注力しており、長野県に保有するぶどう園で原料ぶどうの栽培に取り組む中、より高品質なぶどうの栽培をITにより支援するために、「e-kakashi」を採用した。サッポロビール独自のパラメータを設定することで、同社の栽培技術に特化したデータ分析を可能にし、さらに栽培技術の高度化に貢献する。

PSソリューションズは「e-kakashi」および、農業情報工学分野に専門性を持った自社研究開発チームのサポートを通して、サッポロビールのビジョンの共有と実現を支援する。

 

■「e-kakashi」について
「e-kakashi」は、栽培ナビゲーションを行う農業IoTソリューションである。田畑などの圃場から、温湿度や日射量、土壌内の温度や水分量、CO2やECをはじめとする環境情報や生育情報を収集。収集されたデータは植物生理に基づいて分析され、生育ステージごとに重要な生長要因・阻害要因を特定。今どんなリスクがあり、どう対処すべきか、最適な生育環境へナビゲートする。
また、栽培に関する知見は「ekレシピ」として記録、複数の利用者での共有が可能。栽培、栽培指導や農作業の精密化・効率化を実現する。

 

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