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カナダのFarmers Edge、三井物産から30億円の資金調達

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先日公開した当メディアの記事「農業 x ビッグデータ!ビッグデータを農業に活かす企業に迫る part2」で紹介したカナダのFarmers Edgeが、日本の三井物産から約30億円の追加増資を受けた。三井物産のほか、Kleiner Perkins Caufield & ByersのGreen Growth FundとOsmington Incを含めた既存の3投資家から合計5800万カナダドル(約49.8億円)の資金調達を行った。

三井物産側は「三井物産は今日、穀物やトウモロコシ、大豆など1750万トンの食料資源を毎年調達しなければならない。世界の人口が増加する中で、わが社はこの水準を持続可能な形で増やすよう努めている。その世界的な目標を達成するため、わが社はFarmers Edgeへ最初の投資を行った。Farmers Edgeは現在、技術的に可能な農業を支援する伝統的なインフラに乏しいブラジルのような地域で事業力を発揮しており、わが社との連携は今後深まっていく」と述べた。

三井物産は食料、農業分野を強化していく姿勢を示している。カナダやアメリカ、ロシア、オーストラリア、ブラジルと多国籍にIT農業を展開するFarmers Edgeと関係性を深め、世界の農家にアプローチしていくものと見られる。

Farmers EdgeのBrian Hayward会長は「世界の農業会社はサプライチェーン全体で持続可能性と追跡可能性を効果的に高める拡張可能なビジネスソリューションを探しており、Farmers Edgeはその市場を動かす存在になっている。今回の投資は、世界中の未活用な農業地域へ進出するFarmers Edgeに対する三井物産など既存の投資家の信頼感の表れである」と話した。

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