インドのフードスタートアップSwiggyが41億円の資金調達
インドのフードテック(foodtech)系のスタートアップが苦戦を強いられている中、フードデリバリーサービスアプリを配信するスタートアップSwiggyは、今月18日に新たに投資家から35百万USドル(約41億円)の資金調達を行った。今回の資金調達はSAIF、ノーウエスト・ベンチャー・パートナーズ(Norwest Venture Partners)、そしてAccel Partnersによるもの。Swiggyの最新ラウンド、シリーズCは、ノーウェスト・ベンチャー・パートナーズが率いる投資家から16.5百万USドルの投資を同社が受けてから、7ヶ月後のことということになる。
「我々は新たな市場を獲得する代わりに、既存の市場をビルディングすることにフォーカスし、そしてデリバリーにフォーカスした。」と共同創設者のNandan Reddy氏は話している。
Nandan氏は、同社がデジタル化とスムーズなオーダーと配送にかかる時間の短縮を可能にする新たな技術の採用をして提携レストランを支援するために、技術のさらなるアップグレードに投資すると話した。
しかし今回のSwiggyへの投資は深い意味がある。インドの投資家たちは、企業がキッチンを持たず提携レストランからデリバリーする料理を集めるというモデルを数ヶ月にわたって否定してきた。
ライバルのZomatoやTiny Owl、Foodpandaは従業員をレイオフし、オペレーションを削減し、投資家を待たせている。その他のフードテックスタートアップのSpoonjoyや、Dazo、Langharはどれもバイアウト、もしくは経営破綻となった。このようにSwiggyの順風満帆ぶりは注視すべきものだ。同社はすでに収益性、そして企業を成熟させる目標について社内で話し合っているという。
「我々はすべての地域全体の成長にフォーカスし続けるが、今は既存市場での収益性と持続可能性に集中する」とCEO、Sriharsha Majety氏は話している。
参考:https://www.techinasia.com/swiggy-cooks-35m-funding-proves-indias-food-startups-arent-toxic