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カンボジアのコメ輸出業者が競争力向上のため、政府に支援を求める

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カンボジアのコメ輸出業者は政府に対し、近隣諸国に対する競争力向上のサポートを訴えたと地元紙が報じた。

輸出業者らはカンボジアの輸出量の低さと高い生産コストが、国際マーケットにおいてカンボジアの競争力を低下させていると考えている。あるカンボジアの有力輸出業者の話によれば、カンボジアのコメの質は他国に対して優位性があるが、近隣諸国との競うために様々な形で政策担当者の力を借りたいと考えているようだ。

産業省のある人は、政府は民間と協力してカンボジアのコメの競争力を高めていく必要があると考えていると言っている。カンボジアは輸出量を増やしていくために、今後新しいマーケットを探すことになるだろう。カンボジアのコメの輸出に関しては、EUからEBA(Everything But Arms)の恩恵を受けていたが、近々LDCから外れるのではないかとされる。今後はASEAN経済共同体(AEC)が輸出量増加の後押しになる。政府はAECへの輸出が進むよう、政府は米の生産性や競争力に関する学術会議を計画している。

※EBA:EUが指定した後発開発途上国(LDC:Least Developed Country)から関税なしで輸入を行う優遇措置のこと

カンボジアは2015年の最初の9ヶ月間で369,105トンのコメを輸出した。これは前の年と比べて37%も輸出量が増加している。しかし年間で輸出量を100万トン増やすという目標には届かなさそうである。これは精米機械やインフラが不十分なことや投資が少なかったことが原因だ。

一方でカンボジアの2015年のコメの生産量は9.2百万トンを超える見通しで、2.1百万トンは乾季に、7.1百万トンは雨季に収穫されたコメだ。今年カンボジアでは雨季に干ばつが発生し、雨季のコメの生産量が落ち込んでいた(参考記事:カンボジアの雨季のコメ収穫量が干ばつのためにわずかに減少)。

 

参考:http://www.oryza.com/24425/cambodian-rice-exporters-seek-government-support-face-rising-competition

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