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仏DigitalFoodLab社、 フランスのフードテックに関する初の調査結果を発表

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デジタルフードラボは、食に特化した唯一のグローバルPRエージェントであるSopexa (ソペクサ)と共同で、フランスにおけるフードテックに関する初の調査結果を発表した。この調査はフードテックのトレンドを調査し、理解することにより、今後のフードテックの発展に役立てることが目的とされている。

デジタルフードラボは2013年に3名の起業家によって設立され、フードテックの発展と成長に役立つさまざまなツールを利用したキャンペーンを実施し、この分野をサポートすることを使命としている。同社はこの業界に関するあらゆるデータを収集するとともに、さまざまなプレイヤーを結集させ、彼らによるシナジー効果が生み出されるようサポートしている。この調査の基礎にもなったデジタルフードラボのデータベースはフランスで最も包括的であり、かつ構造的にも優れている。
ソぺクサは、フランスおよび海外で60年近くにわたって食品、飲料、ライフスタイルに関する広報のスペシャリストとして活動してきた。変化の速いこの業界の最新ニュースやトレンドを熟知する立場から、 このプロジェクトへ参画している。

<概要>

本レポートでは、フランスにおけるフードテックおよび世界で果たす役割を見据えたフランスにおける投資について、そのトレンドと投資家、および様々な資金調達メソッドについてまとめられている。またアグテック・フードサービス・流通など、各分野の研究を通じたエコシステムの構成やフードテック企業の分布についても言及される。以上のような調査を踏まえて投資、創造、協働に向けた、長・中期トレンドについての予想が述べられている。
2016年にはフードテックへの投資はフランス政府が行う起業支援の全投資のうち11%を占め、その90%が アグテック(2013年以降、6800万ユーロ)、フードサービス
(4500万ユーロ)および小売りとデリバリー(1億2700万ユーロ)の3分野に集中している。 フランスのフードテックにおける世界的な影響力に関しては、2013年から2017年の間に219の資金調達ラウンドがあり、フランスは資金調達のラウンド数では6位に、投資された金額では7位にランクインしている。

<短期トレンド>

①デリバリーやそれぞれの消費者のニーズに合わせたカスタマイズ

②革新性とローカルの商品

③飲食店オーナーや飲食関連企業のためのデータ

<中期トレンド>

①ブロックチェーン:サプライチェーン改革のポテンシャル

②個人に合わせた栄養摂取

③人工肉などの未来的な食

<長期トレンド>

①さらにローカルの商品

②サプライチェーンの透明性(トレーサビリティ)

③より個々人に合わせた食品

 

調査レポート全文はこちら

(英語版・仏語版のダウンロードが可能です。)

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