フィリピン政府、グラミンインテルとパートナーを組み農業IT化を加速
フィリピン政府機関の一つであり、科学技術およびコミュニケーション技術の普及を進めるDOST-ICTO(Department of Science and Technology’s Information and Communications Technology Office )は、バングラディッシュ拠点のテクノロジー企業グラミンインテルソーシャルビジネス(Grameen Intel Social Business Ltd.)と、パートナーとしての基本合意書を結んだ。
今後、フィリピンの小規模農家の家計を改善するために、農業分野でのモバイル・PCのアプリケーションを共同で提供する狙いだ。
グラミンインテルソーシャルビジネスは、名から推測出来る通り、著名なNGOのグラミントラストと、インテルコーポレーションが2007年に設立したジョイント・ベンチャーだ。テクノロジーを用いた貧困撲滅をミッションとしており、今までにも土壌分析のmrittikāや種苗レコンメンドのankur等を提供している。
参考記事によると、今回のパートナーシップは、DOST-ICTOの中でも、特にネットの普及により貧困削減を目指しているTech4Edチームが開発するサービス、mAgriの開発支援するためのようだ。mAgriの詳細は発表されていないが、種子や土壌管理、および、市場状況にあわせて農業経営を指導するアプリケーションとの事だ。