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世界コメ市場レビュー(2015年9月)

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Oryza.comによると、国際米輸出価格の加重平均は、今年9月末389USD/tonで終えた。先月8月末比1USD/ton増、前年比77USD/ton減。エル・ニーニョの影響による降水量の低下により生産量が各国で減少する事が懸念されており、輸入国は輸入を前倒する事が考えられる。ただし、一部の分析家は、エル・ニーニョの影響はあるものの、コモディティ市場が弱気なっている事とUSで利子率が増加される事により、急激な価格高騰は起こらないと予想している。

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The International Grain Counsil (IGC)の予想よると、2015/16の世界米生産量は、477 Mトンと昨年の479 Mトンに比べ、微減に留まっている。

<タイ>
Thailand 5% broken rice は、今年9月末360USD/トンで終えた。先月8月末比15USD/ton減、前年比90USD/ton減。

タイ政府は2015/16年、水不足のため、オフシーズン米(主に11月頃田植- 翌年8月頃収穫)の作付を控えるよう声明を出した。Thai Office of Agriculture Economics(OAE)の予測では、2015/16年は19年間でもっとも低い生産量になる。
一方で、タイ政府は10 Mトン以上の米の輸出を計画している。今年度の生産量は下がるものの、昨年まで続いたインラック政権下で大量に備蓄された米を放出する方針だ。

<ベトナム>
Vietnam 5% broken rice は、今年9月末335USD/トンで終えた。先月8月末比5USD/ton増、前年比110USD/ton減。

<カンボジア>
Cambodia 5% broken rice は、今年9月末420USD/トンで終えた。先月8月末比15USD/ton減、前年比50USD/ton減。

今年9月末までで、約369 Kトンの輸出を行い、昨年の同期間の約269 Kトンに比べ37%増となるももの、ライスポリシーの目標である2015年までに1 Mトンの輸出の実現は難しそうだ。

<インド>
India 5% broken rice は、今年9月末305USD/トンで終えた。先月8月末比5USD/ton増、前年比20USD/ton減。

参考:
http://oryza.com/23990/oryza-september-2015-rice-market-review
http://oryza.com/23989/oryza-weekly-global-rice-prices-start-increase-concerns-el-nino-will-trend-sustain

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