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ナイジェリアが中国に対し精米部門で支援を要請、コメ自給率向上へ

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ナイジェリアは中国政府に対し、精米技術の向上のサポートを求めていることがわかった。ナイジェリア国内のコメ生産を活発化させ、輸入に頼らないことが狙いだ。ロイターによるとナイジェリアは中国進出口銀行(中国の政策銀行のひとつ)と交渉を行っているとのことだ。

ロイターによると、ナイジェリア政府は中国と共同で近日中にも1日100トンの精米能力がある精米施設を40軒建設する契約を成立させる予定だという。農業大臣は、精米施設建設に必要な機械等も中国から輸入することも中国との契約に含まれていると話したということだ。

新たに政権が発足したナイジェリア政府は、以前からの政府が予定していたこのプランを引き継いだ形だ。大臣は中央銀行が市中銀行の半分の金利でローンの貸付を行うことで、政府は農家を財政的に援助していく考えを示した。

ナイジェリアは世界第2位のコメ輸入国であり、国内のコメ需要の半分を輸入で賄っている。2014年のナイジェリアのコメ生産量は約2.9百万トンで、2013年の1.9百万トンと比較して約52%も生産量が増加している。ナイジェリア政府は今後2年間で国内のコメ自給自足を達成し、輸入に頼らないことを目指すという。

USDA(米国農務省)は、約6百万トンと言われるナイジェリア国内のコメ需要を満たすために、2015年10月から2016年9月までの1年間で、約2.7百万トンを生産し約3百万トンを輸入に頼ると見込んでいる。

 

参考:http://www.oryza.com/24314/nigeria-seeks-chinese-support-strengthen-rice-milling-sector

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