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バングラディッシュと日本の持続的農業システムが世界農業遺産に

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バングラディッシュと日本の4つの農業システムが、FAO(国際連合食糧農業機関)によって世界農業遺産(GIAHS)に登録された。

FAOは、バングラデシュの浮き畑を認定。植物によって構築されたユニークな水耕栽培システム(トップ画像参照)は灌漑地域で発展した。日本からは3つのシステムが選ばれた。岐阜県の長良川では、里–川のシステムを有効活用した鮎の伝統漁法が行われている。和歌山県のみなべ・田辺地域では、栄養分の少ない斜面で梅を育てている。そして、急な山岳地帯で行う宮崎県の高千穂・椎葉山の農林業システムが認定された。

これら農業システムはローマのFAO本部で公式に認められた。これまでにアフリカ、ラテンアメリカ、そしてアジアの 15 カ国にある合計 36 の地域が世界農業遺産として認定されたことになる。

「今日の不景気と気象変動の中で十分な政策と投資がなされれば、小さい規模や家族経営及び伝統的農業は、食料の安全保障や天然資源の保全、持続的な地域社会の発展に対して現実的な答えを導き得る。」と、FAO次長Maria Helena Semedo氏は述べました。

世界農業遺産(GIAHS)は、2002年にヨハネスブルグで開催された持続可能な開発に関するサミットにおいて、FAOによって発案された。

以下は今回認定された農業システムの簡単な説明である。

 

バングラディッシュ 浮き畑農業システム(トップ画像)

バングラディッシュの灌漑地域の一部の農家が、植物を水上で育てられるユニークな水耕栽培システムを営んでいる。植物はヒヤシンスや藻類などといった植物でできたベッドの上に浮いた状態で成長する。環境に優しい伝統的な耕作技術は、野菜など育てるために湿地の天然資源を有効利用する。社会的かつ、経済的、生態学的、そして農業の恩恵を地元の人々にもたらしている。

 

日本 清流長良川の鮎

seiryuunagaragawa

Source: http://www.gifucvb.or.jp

長良川は、多くの生態系を有する日本で最も綺麗な川のうちの 1 つである。川、森林、農地などの様々な構成は、お互いに関係性を保っている。鮎のような特殊な種類の魚の持続可能な内陸漁場は、上流の森林管理を通じて維持される長良川の綺麗な水域から恩恵を受けている。地域社会は長良川と共存して、生計および文化的慣習を発展させてきた。

日本 みなべ-田辺の梅栽培

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Source: http://www.city.tanabe.lg.jp

みなべ-田辺梅の栽培は、栄養分の少ない斜面で高品質の梅と色々な果物の生産を行っている。ここは日本有数の梅産地だ。地滑り防止のために上の低木林森を維持し、水環境の管理を行い、またミツバチが花粉を媒介することで梅の生産環境を繁栄させてきた。様々な種類の作物の栽培を許可することで、システムは安定した暮らしと病気に強いコミュニティーを確立した。

日本 高千穂郷-椎葉山の山間地農林業

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Source: http://takachiho-kanko.info

この地域は平らな土地は極めて少ない急勾配な山地の場所である。この厳しい環境において地元の人々は特徴的かつ持続的な農業と林業のシステムを作り上げ、材木生産と多様な農業活動のバランスを取ってきた。。例えば棚田でのコメ栽培やシイタケ栽培、子牛の育成、茶葉栽培などである。森林は伝統的な習慣を利用し、針葉樹と広葉樹の「寄せ集め」によって維持されている。

 

参考:http://www.eco-business.com/news/sustainable-farming-systems-in-bangladesh-and-japan-receive-global-recognition/

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