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生産者かテック企業か…!? 施設園芸農家は決断しければならない

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 Editors Note: This article was originally published on AgFunderNews, the online publication of AgFunder an investment platform for food and agriculture technology.

 昨年は、農業の有名な何社が将来の発展のために何百万ドルの資金を調達したということで目立った年となった。Aero Farmsは4,000万ドルのシリーズDをクローズし、Bowery FarmingはAシリーズで2,750万ドルを確保した。そして、もちろんPlentyは2億ドルもの予算を確保した。

 これらの企業は、これまで、このような資金でなにをしていたのか。そして、これからどうしていく予定なのか。その答えは2つある。1つ目として、彼らは工学的および生物学的研究開発に資金を配分する予定している。農作物を効率的に栽培するため、現在の設定を改善するために、屋内栽培システムと操作のマニュアルを構築している。2つ目として、彼らは前記のシステムのブランドを拡大させ、自ら作物を生産し、市場で販売するために資金の一部を用いるだろう。しかし、それは理にかなっているだろうか。

 若い産業においては企業は技術に関する仕事を彼ら自身で行う必要がある。

 まずは、なぜこのような方法が起こったのかを理解するといったことから始めてみよう。屋内農業という産業は若い。最近まで垂直型農業に進出したがっていた企業は、利用出来る統合された技術をほとんど持っていなかった。そのため、すべて自分自身で技術への投資を行わなければならなかった。

 言ってしまえば、これらの異なる企業の全てが、室内農業を始めるためだけに、車輪の再発明と以前に誰がおかした失敗をしなければならいという事だ。 

 その結果として、毎年何百万ドルが集められ、研究開発費に使われ、最初の実用的な垂直農場に到達するというだけという事が起こった。技術の発展に伴い、これらの企業はもう一度継続的な研究開発のため、最終的には成長と売却を行うために何百万ドルを集め、投資しなければならなくなった。

 だから、現状の問題は、このループを続けるべきか、もしくは、少なくともどれくらい長くするべきか、ということである。これは、本当に彼らが将来をどのように見ているのかが問われる。

 栽培者と技術提供者のための明確な役割を持つ未来

もしその方針を貫くのであれば、この産業では室内農業生産社各社は誰が一番よいテクノロジーを作り垂直農業のノウハウを構築出来たかという競争が将来的に続くだろう。これは明らかに各社の収益性を大きく負担になるだろう。なぜならば、各社はシステム構築の運営費だけでなく、莫大で延々と続く研究開発費を割き続けなければならないからだ。我々はそれが現実にはまず起こらないだろうと考えている。

もっと成熟した温室栽培の業種と比較して考えると、将来は技術提供会社と栽培者という道に分かれている。温室でのトマトの栽培者を例にとってみよう。この農家は新しい農場を開設したり、または古いものを更新するたびに市場にてなにが入手可能かを確認に、約10社の先進的技術提供者に自分のニーズを満たすための提案を要求をする。慎重な検討をした後、最も良いと思われるパートナーを選んで、仕事を進めるだろう。

また、2年後に別の施設を開設したい場合、そのプロセスは繰り返され、おそらく別の技術提供者がその時勝つだろう。このモデルでは工業と園芸への主要な研究開発投資は技術提供会社に保持される。我々が合理的にそうすべきだと考えている。

 これを成熟していこうとしている垂直農業に当てはめて考える。前述の企業は、自社の技術がサードパーティーの技術提供者のものに追い抜かれたとき、または、技術提供者が新しい作物の提供を始めたとき何をするだろうか?そのとき、ベンチャーキャピタルの主要な資金を研究開発費の競争力を保つために使い、自身のシステムで生産した作物を売って投資回収するという現実的でない希望を持つようなことをするだろうか?いや、彼らは技術にとらわれず、あるタイミングであるプロジェクトに最適な技術を市場から探して購入するだろう。

 より成熟した市場では、新しいタイプの参入者も市場を変えるだろう。現在、私たちは主に、投資家に援助された起業家が垂直型農業に参入しているのを見ているが、既存の栽培者、加工会社、販売会社もいつかは動いていくと想定するのが妥当だろう。私たちは、彼らが現在、精密農業や温室生産でやっているように、技術提供者に頼りにしてくると予測している。

 栽培者は研究開発をしていないと言っているわけではない。もちろん、することになる。すべての栽培者は、作物のバラエティの増加、生産フローの改善、エネルギー需要の削減、収量の増加などを目的として施策を実行するし、そうすべきだ。

 しかしながら、私たちが言いたいのは、徐々に成熟している業界では、成功したいならば、企業は主要なビジネスに焦点を当てて集中することが必要だという事である。それは、技術会社が要求された技術を開発し提供している間に、栽培者が栽培して生産物を売ることを意味している。これは垂直的農業の将来を、効率的で、収益性が高く、多様性で、グローバルなビジネスとするために必要な鍵となるだろう。

 

Link: https://agfundernews.com/grower-tech-company-indoor-farmers.html

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