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農業技術のエグジット: 2017年の活動は2018年のたしかな希望につながった。

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Editors Note: This article was originally published on AgFunderNews, the online publication of AgFunder an investment platform for food and agriculture technology.

2017年は農業技術のエグジットにとって良い年となったと多くの人が言っている。それはここ数年前まで農業技術のエグジットが少なくて望みが薄かったからだけではなく、Deere & Company Dow Dupontという農業界のメジャープレイヤーが買収を実施したからである。

何人かの産業関係者によると、合併とその後のM&Aの取引が続くことで意欲をそがれる事がなく、2018年は大きなプレイヤーがより時間とお金を使って、より多くのエグジットを求めるという兆しが見えるとの事だ。

Kirchner Groupの投資銀行の取締役であるArmand Lavoieは「私たちは、合併による停滞期のときに協力する」「Bayer, DuPontそしてSyngentaでさえ参入し、エグジットの獲得を考えるだろう」と言っていた。

Matt Crisp,生物技術の創業者で元VCのBenson Hill Biosystemsによれば、イノベーションを買収するという行為は、普通の会社にとって典型的な戦略だが、大規模な農業企業が実施する事は、健康管理などの業界に比べて稀であった。

私はもっとたくさんの活動が様々な場所で来年行われると予想している。大小さまざまなディールがバリューチェーンの各所で発生するだろう。組織はさらなるイノベーションを求めるだろう。それは他の業界ではあたりまえの事だが、私たちの業界でも例外ではない。と彼はAgFunderNewsで述べた。

Lavoieはそれに付け加え「取引の数は会社や投資家の成熟に伴い増えていくだろう。合併によって、彼らは社内のR&Dで漏れている所を見つけ、製薬企業のモデルへと移行するだろう。イノベーションを買収するのは当然だ。」と述べた。

農業技術に関する確かな認識ともっとたくさんの投資家を集めることは重要だ。Gideon Soesmanは述べた。彼はイスラエルの農業技術共同設立者と経営パートナーであり2011年からこの部門に投資をしている。

「ここ最近は良い年であった。しかしながら最近2年間の全体の活動に目を向けると、私たちはみんなもっと大きな成長を期待していた。もちろん、私たちはたくさんの投資家を集め、エグジットに繋がったが、それはV字回復のようなものではなかった。

たくさんの投資家が農業技術に投資している一方、市場には慎重であり1つ2つの取引を行い、様子をみているようだ。」付け加えた。

しかしながら、私たちは部門として着実に成長している。農業技術は正確な記録として残るものではないが、1年に5 ~ 10の大きなエグジットがあり、VCsはリターンとしてよい。そして私たちはたくさんの投資家が他の部門でそうするように高い頻度で取引を行ってくれると期待している。」とGideonはAgFunderNewsに話した。

 

Link: https://agfundernews.com/farm-tech-exits-2017.html

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