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ソニーエンジニアリングが起立困難の肥育牛を助けるセンサーを開発

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ソニーエンジニアリング株式会社は、肥育牛(食肉用の牛)に装着するセンサー端末で牛の起立困難状態を検知し、肥育農家のスマートフォンにその状態を通知する「うしらせ」を開発した。発売は2018年1月を予定している。

 
肥育業界では、牛が立ち上がれなくなってしまうことがあり(起立困難状態)、その状態のまま放置すると肺が圧迫され窒息死してしまうことがある。肥育牛の起立困難による死亡事故は年間1~2%発生するといわれ、1頭あたりの損害額は約100万円と大きな課題と認識されている。現状では事故を防ぐために牛舎の見回りなどで対応していますが、夜間の監視などは農家の負担も重く、労働生産性を下げる要因となっている。


これを解決するべく開発されたのが『うしらせ』だ。牛につけるセンサー端末で牛の横臥状態を検知し、牛舎内に設置する基地局へ情報を送信。通信機能を備えた基地局よりクラウドシステムへ送信。起立困難状態発生時に、管理者のスマートフォンアプリへ警告を通知する。肥育牛を100頭以上の規模で飼養する中・大規模肥育農家のソリューションとなる。

 

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