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バングラディッシュ、コメの関税率を引き上げる方針

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バングラディッシュ政府はインドをはじめとした国外からのコメの流入が急激に進んでいる事を受け、コメの関税を現在の10%から引き上げる方針であることが食料大臣により発表された。大臣は地元紙に対し、近日中にも新たな関税率を発表すると話したとのこと。

大臣は関税率を引き上げるのが遅れたがためにインド産のコメがすでにマーケットに進出してしまっているとし、関税率が引き上げられなければ国内の農家に悪影響が出ると話している。アマン米(バングラディッシュで最も生産量が多い米の品種)の収穫期の国内産のコメの価格を維持するため、輸入制限は不可欠であると考えているようだ。

個人トレーダーが低価格の国外産のコメを輸入し始めた事を受け、バングラディッシュ政府は2015年5月より10%の関税を設けた。バングラディッシュのトレーダーは1.4百万トン以上のコメを2014年7月から2015年6月までの1年間で輸入した。その前の年度の輸入量は37万トンであり、大きく増加していた。

USDA(米国農務省)は2015年7月から2016年6月までの期間のコメ生産量を34.6百万トンに上ると予測しており、前の年度の34.5百万トンに比べてやや増加する見込みだ。またUSDAは昨年度のバングラディッシュのコメ輸入量が1.2百万トンだったのに対し、今年度はその半分程度になるとの見通しも示した。

 

参考:http://www.oryza.com/24259/bangladesh-increase-import-duty-rice-shortly-says-food-minister

 

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