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農業資材取引マッチングサービス「AGMIRU」この夏サービス開始

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2017年初夏、ソフトバンク・テクノロジーは農業資材の比較が行えるマッチングサービス「AGMIRU(アグミル)」を開始すると発表した。

AGMIRUの提供開始に先立ち、現在、農業者および販売業者の利用者登録(アカウント作成)の受付を開始している。利用者は、アカウント登録を行うことで、無料でAGMIRUを利用できる。
AGMIRUは、農業者と資材の販売者が双方向でコミュニケーションを図り、取り引きのマッチングを支援するサービス。「農林水産省まるみえアグリ」プロジェクトの一環として誕生した。農業者は、これまで付き合いがなかった販売者からも提案を受けることが可能になり、選択の幅が大きく広がる。販売者も、これまで接点がなかった農業者と容易にコンタクトできるようになり、提案の幅を広げることができるという。

AGMIRUで、農業者が購入したい資材の希望条件を登録すると、販売者にメールで通知が届く。通知を受けた複数の販売者がアフターケアや保証内容を含む提案を行うことで、農業者と販売者の最適なマッチングを実現する。
サービス提供開始時の対象商材は、5品目(農薬、肥料、農業用機械、種苗、飼料)が予定されている。

「日本の農業資材は高い」というのは珍しい話ではない。昨年国会質疑において、自民党農林部会長の小泉進次郎氏による「農業資材が高すぎるのではないか」との問題提起をきっかけに、政府・与党の農業改革を巡る議論においても焦点の1つになった。

AGMIRUはその問題に対する解決策の一つとも言える。AGMIRUによって農業資材の価格やアフターケアなどのサービスの比較が容易になり、また農家がそれぞれのニーズに合った取引を自分で選択できるようになるからだ。農業生産者と資材業者、双方にとって選択肢を広げる有意義なサービスとなりそうだ。

 

AGMIRUアカウント登録サイト:https://entry.agmiru.com/

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